4.18.2007

言葉は政治家の・・・

ヴァージニア工科大学での銃乱射の速報が流れたその日、長崎で選挙活動中の現職市長が射殺されるという事件。二代続けて首長が銃撃を受ける自治体となった長崎市だが、何か地域性などの理由があるのだろうか。

ところで失望したのは、この事件に対して、国政のトップたる首相の生のコメントがないこと。あったのかな?少なくともテレビ報道でも彼の映像は見ないし、故人を悼む声や、民主主義への冒涜に対する怒りのコメントは聞こえてこない。

どうなってんだ?

Virginia Techの事件については、すぐにブッシュJr.が映像で公式コメントを流していたし、現地を訪れる調整を行っているというのに。でもブッシュJr.がえらいわけでもなんでもなくて、当たり前のことじゃないんかな。

もちろん留学生による銃乱射&殺人と、政治家を狙った暴力団のテロ行為とは事件の性質が異なるが、それでも政治活動に対する明確なテロ行為に対しては、断固とした態度を国民の前に見せるべきだろう。信念とそれを伝えるための言葉は、政治家の命でしょう。

昨今、言葉を持たないトップが多いなぁ。

C.ゴーン(ルノー&日産CEO)の言う、

『トップの仕事』とは、1.社の方向性をさだめ、2.その目標を社内に明確な形で伝達すること、そして3.関係者のモチベーションを高めることに尽きる


という言葉を噛みしめたい。

 

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