7.22.2007

ODESSA-FILE

映画「オデッサ・ファイル」を鑑賞。

1974年のイギリス映画作品だがF.フォーサイスの原作の力か、R.ニーム監督の手腕か、色褪せた印象は全くない。もちろん原作の迫力には及ぶべくもないのだが、呪われた過去に対する当時(ケネディ暗殺前後)の西ドイツ国民の反応などはそれなりに描けていると思った。

それにしても主演のジョン・ボイトが若い。193cmのすらりとした体躯をいかしてなかなかの伊達男ぶりを発揮しており、クラッシックなPコートが似合う。驚いたのは娘に(が)そっくりなこと!最近ではその娘(A.ジョリー)との不仲というか一方的に嫌われているパパとしてのイメージが強く、映画でも脇役として性格俳優ぶりを発揮しているが、70年代は主演を張ってたんだな。出世作「真夜中のカウボーイカーボーイ」を観たくなった。

ところでこの映画では、他のフォーサイス作品同様、クールなクルマがいくつか登場する。定番のDSやJaguar XKとかはもちろん、AUTOUNIONのパトカーもいい味を出している。わからなかったのが、偽造身分証屋から逃亡する際に使ったスポーツカー。Eタイプっぽかったけど、一回り小さいようにも見えて、色が白だったので最初コスモスポーツかと思ったくらい。わかるヒトいたら(ドリューさんとか)教えてください。
 
今度「オデッサ・ファイル」をベースにした佳作「マラソンマン」も観なくては(予告編に「24」で国防長官を演じたヒトが出てた)。
 

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