11.24.2007

2007東京モーターショウ

東京モーターショー2007。本当はドリューのように何回か行きたかったのだが、いろいろ私事などもあり、行けたのはヨメ様がチュウゴク出張していた週末、最終日の二日前の1回のみ。

友人のSGRを誘ったところ二つ返事でOKしてくれたので、朝9時に根津で彼を拾ってクルマで向かうことにしていたが、前夜、橘川さん主催のパーティー@学芸大学(かなり面白い人々が集まっていた。別途記したい)と、福岡時代の先輩達との飲み@六本木をハシゴして朝4時に帰宅したボクは10時に目覚める体たらく。しかも、自分でもどうしてだかわからないのだが、有明の国際展示場に向かってしまい大幅な時間のロスをしてしまった。SGRくん、申し訳ない!
そんなこんなで、生憎の雨模様の中、なんとか正午少し前に幕張メッセに到着。和幸での昼食もそこそこに会場に入り各メーカーのブースを回りはじめたが・・ヒトが多い。二日酔いには堪えるなあ。・・・ということでSGRくんには申し訳ないが、かなり駆け足で回った。

ボクはどちらかと言えばコンセプトカーにはそれほど興味はないので、近頃めっきり足が遠のいているディーラー巡りをするつもりで、現行or導入決定モデルを中心に見たのだが、だいたい感じたことは以下のこと。

● マツダはやはり勢いがある
例によってコンセプトカーは、ネーミングなど「またやってしまった感」が否めないが、現行モデルは都会的な色気があり、すごくいい。新しいアテンザは予想通りよかったし、中でもマツダスピードバージョンのアクセラには心惹かれた(SGRくんのお父様には是非乗っていただきたい)。様々な色のクルマを並べたブースの展示も躍動感がありファッショナブル。訪れていたヒトは口々に「マツダってすごいお洒落だね」「見てみるとすごくいいね」と言っていたので、要はディーラーにいかに足を運ばせるか&どうもてなすか、が今後の課題ではないだろうか。モノはいいのだから。

● 日産はGT-Rで大丈夫なのか
今回のモーターショーの目玉の一つでもある日産GT-R。フラッグシップカーということはわかるが、全く近づけないというのはいかがなものか(わざわざ2階から見させるようなものでもないと思うんだけど)。あと今回、展示されていたクルマのラインナップを見て、あらためて整理されていない車種構成を認識した。国産3大メーカーの宿命なんだろうなあ。あ、「ATLAS」のカヌーを積んだ展示はよかった。

● ボルボは演出が下手になった
というより、彼らがその昔お手の物だった「クルマとライフスタイルの提案」がもはや一般化し、目新しくなくなってしまったのかもしれない。相変わらずモノはいいが、日本を馬鹿にした値段設定と10年一日の演出ではこれ以上ファンは増えないのではないだろーか。

● 仏車の勢いには差が
シトロエンはイイカンジだった。展示してある数こそ多くはなかったが、WRCでの好調さを誇示するかのように、S.ローブ・バージョンのC4(写真)も展示していたし、フラッグシップモデルであるC6にも自由に触れて乗れた(外装についた指紋を拭き取る係は大忙しに見えたが)。
それに対してルノーのブースは、クリオ・ルノー・スポールの展示があったのは嬉しかったが、その他は(F1マシンも含めて)どうもパッとしなかった。すぐ横の日産に予算を使いすぎたのではないだろーか(と思うくらいの寂しさ)。
プジョーのブースは豪華ではあったが、そのことが逆にクルマそのものに魅力が薄いことを目立たせるような印象。どこを目指しているのかがよくわからない。ここ数年、「なんとなく」販売成績が好調だったことで迷走している感じだ。


● Audiは演出が巧い
同じく販売成績好調のAudiは、プジョーとは違い、自分達の良さをよく理解したプレゼンテーションで、ブランド演出の巧さを感じさせた。特にHUGO BOSSなどのブランドを纏ったイケメンモデル達を使ったファッションショーを行うあたりはさすがで、思惑通り女性客が殺到。都会的でファッショナブルなイメージを伝えることに成功していたと思う。それに新しいA4はいい!A6っぽいインテリアになったし、外観もFオーバーハングが短くなってスポーティさが増したように見える。ボクのB6世代とは別のクルマになったようだ。

● PORSCHEは変わらず
相変わらず「モーターショー映え」するクルマ&メーカー。977型へと進化したGT2には黒山の人だかり。モーターショー直前にニュルのタイムでGT-Rの記録を更新したことも効いたのか(それにしても530psって・・・)。ブースもとにかく豪華で、プエミアムカーの面目躍如。とは言いつつ、同じプレミアムカー(というかスーパーカー?)であるフェラーリやランボ、マゼラーティのように遠巻きに見ることしか許さないような高慢ちきさはない。過去最高の売上と出荷台数を更新し続けているのには理由があるのだなあ。
ちなみに、個人的なお気に入りは、メインステージ裏に展示されていたカレラカップ用のカップカー(写真)。ガンメタ&艶消しの塗装が、異常に格好良かった。まあ、買えません買いませんけどね・・・。

● SUBARU、ダイハツはそれぞれのポジションを確立
SUBARUブースで目を引いたのは、やはり前評判も高かった新バージョンのWRCカー。おなじみの鮮やかなブルーのカラーリングで来場者の目を引いていたが、しかしボクが上手いなあと思ったのはインプレッサの展示。カップルを装った美男美女のモデルが舞台に出てくると当然のように女性が運転席に座り(男性は助手席)楽しそうに運転する様を見せる。Audiとはまた違った女性へのアプローチで、しかも嫌みが無い。東海岸では昨今、レズビアンの乗るクルマと言われることもある(らしい)SUBARUだが、なかなかどうして、それも意図的なマーケティングの成果ではなかろうかとも思った。
ダイハツもなかなかよかった。超絶にダサイ(でもすごくお金がかかっている)展示を行っている三河の親会社の横で、実直なまでにクルマにフォーカスした潔い展示で好感が持てた。個人的にコペンが好きだからということもあるけれども(800ccくらいのモデルが出ればいいのに)。

・・・そんなわけで、ほとんどのブースを駆け足で見て回ったが、実は一番印象に残ったのはソニー・コンピュータエンタテインメント(ていうか、ポリフォニーデジタル?)のブース。12月13日発売予定のPS3用gゲーム「グランツーリスモ 5 プロローグ」のデモをでかいプラズマで行っていたが、モーターショーに出店されている最新カーのほぼ全てが収録されていて、しかも走行デモまで行ってくれるので、GT-Rなどに関して言えば実際の展示よりも詳しく見ることができたと言えよう。そしてPS3が欲しくなったことを密かに告白したい。

それはさておき、その日一番いいと思ったのは、シトロエンの「C4 Picasso」。ミニバンを憎んで止まないボクではあるが、必要に迫られて購入せざるを得ないとしたら、C4 Picassoしかありえないと確信した(後日、ディーラーでカタログもゲットし、ブログパーツまで作ってしまった)。今度試乗しようっと。

夕方、会場を後にしてSGRくんと都内に戻り、千駄木の毛家麺店で夕食。東京モーターショーについてドリューを交えてレビューをしようと話し合って別れる。

ドタバタした一日ではあったが、実り多いモーターショーであった。次回は平日に行こう。