4.02.2007

Movie contents always have a timeline.

先週末、第3回の大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)ミーティングに出席。

今回のテーマは新規サービスのマネタイズとプロモーションについて。お題となったのはgooラボの「
携帯動画パノラマ実験」と@niftyラボの「ソーシャル・タイムライン」。それぞれについて両社の担当者から軽いプレゼンを受けた後、1チーム3人程度にわかれ、あらかじめ決められたどちらかのお題についてディスカッションし、その成果を発表するというものだった。

サービスの中身については各社のサイト、および
OBIIのエントリにあるので割愛するが、サービスを開発する側にとっては、なんだかやっぱりどうしてWeb2.0なサービスが魅力的に思える時代なんだなぁというのが実感。

で、我々のチーム(@niftyラボ関係者1名含む)は「携帯動画パノラマ実験」のプロモーションについて、どんなアイデアを出したかと言えば・・・ずばり『携帯動画UGC with タイムライン』だ。

これはつまりタイムライン上に特定のイベントの時間経過を再現し、各時間帯のコンテンツに携帯で録った動画をリンクさせるというものだ。
たとえばサッカーの試合を観戦しているヒトが、携帯で撮影したシュートシーンなどの動画を盛り上がり度と一緒にタイムラインにUPすることで、その試合におけるいくつかのポイント(瞬間)を様々な角度から僅かなタイムラグで楽しむことができるしくみを提供する、なんてのはどうだろう?スタジアムでの観戦はもちろん、中継もスポーツニュースのダイジェストも見逃した、Youtubeには画像がUpされているかわかんないし、ポイントがわからない・・・というヒトにとって、朗報と言えまいか。いや、言いたいと思った。

そしてこの、"時間の経過"という欠かすことの出来ない要素を持つ様々な動画コンテンツをタイムラインというサービスに紐付けるこのサービスは、サッカーだけでなく様々なイベントの収録に活用できるはずだ。
たとえばゴルフ。タイガーではなくハミルトンのラウンドを観たいヒトもいるはずだがテレビでは無理。そんなときギャラリーが携帯で撮影した画像をこのサービスにアップしてくれたら・・・当日の各組のラウンドを映像で楽しむことができるというわけ。

プロモーションという観点からいけば、しくみそのものに組み合わせの妙があって話題になるだろうし、イベントとセットであれば画像も視聴者も集まりやすい。携帯の(粗い)画像だし動画の撮影者も(携帯電話の識別情報で)特定できるという点は、著作権者やスポンサーの了解もとりやすいポイントだと思う。

このアイデア、結構いいセンいくのでは、と思ってたがしかし・・・かすりもしなかった(笑)。2つをくっつけてしまったから?@niftyラボのヒトはノリノリだったけどなぁ。

ちなみに、単純なプロモーションに関しては、ボクはコンテストがいいのではと考えた。お題は「あなたの"すべらない話"教えて」。今ちょうど旬だというのもあるが、身近にあって一般のヒトが台本なしで動画を撮影しやすいコンテンツであるという点がポイント。テキストより動画が馴染むコンテンツであることは確実だし。

そんなこんなで、懇親会になだれ込み、初めてお会いするヒトビトとご挨拶。いつもながら自身の関わるサービスがこんな先端の業界にあってもなかなか理解されづらい点に悩みを覚えながらも、若くして様々な分野でご活躍されているヒトビトとお話しができて刺激を受けた。

機会があればまた参加しよう。いつか自社の新サービスも俎に載っけてみたいと思った。



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