連休前半の28日夕方、友人夫妻と北千住の永見で飲む。かなり飲んで22時には解散。飲み会に間に合わなかった仕事帰りのMにクルマで拾ってもらい、引っ越したばかりのM宅@浅草で一休みしてから、彼のクルマで山梨の温泉に向かうことに。そう、GW恒例「ほったらかしの湯」で日の出を見るのだ(過去記事)。Mは少ししんどそうだったが「絶対リラックスできるから」と口説き落として出発。
神田から首都高4号線を経て中央高速へ。一休みしたとはいえまだ運転してはダメなボクは、BMW750iの助手席の革シートに身体をあずけて150kmで後ろに流れ去る夜の景色をぼんやりと眺める。
ふいに夜中にMの借りたレンタカーで皆で行く当てもなくドライブした学生時代を思い出す。あれから15年経ってお互い結婚し(Mは離婚もした)仕事もそれなりに忙しいが(Mは代表取締役になったそうだ)高速で移動するクルマの中で話すことはそんなに変わっていないような気もする。
そうこうしているうちに現地へ到着したが、入浴可能時間(日の出の90分前から)まで2時間弱あるのでクルマを停めて仮眠(でかいクルマは寝やすいことを 実感)。気がついたら5時。山頂にある温泉の駐車場に向かうと既にクルマが数十台!他府県ナンバーも多い。この温泉も有名になってきたみたいだ。
で、入浴料600円を支払ってMと二人で露天に浸かる。厳密な日の出時間は既に過ぎていて周りは明るいのだが、山の向こうから上る太陽の光を拝もうという ことで日の出までの小一時間、睡魔と戦うMとお互いの今後の話などしながら時間をつぶす。露天の温度がちょっとぬるめでちょうどよかった。6時頃、無事、 日光を体に浴びて入浴終了。
温泉からあがって、小腹がすいたなぁ(帰りにSAでなんか食べるかな)と思っていると・・・以前訪れたときにはなかった素晴らしいものを発見!
それがこれ。
カメラをクルマの中に置いてきてしまったので、あまり性能のよくない携帯でしか撮れなかったが、わかりますか?
炊きたてごはんとお味噌汁、そして納豆&生卵&お新香の黄金の朝ご飯だ!!なんて素敵な朝食ぅ!屋外で!風呂上がりにッ!そして富士山を観ながらッ!!(遠くにかすかに写っている)
しかもこれが500円。思わずホットコーヒーも追加してしまったよ。
ああ、日本人で良かった・・・素晴らしい、素晴らしい顧客サービスです、「ほったらかしの湯」。また来るよ。約束だ。
そんなこんなで二人してオカワリしかねない勢いで朝食を楽しんだ後、一路東京へ。帰り道はボクが全部運転させていただき、渋滞し始めた下り斜線を横目に12気筒を快調に飛ばして9時には帰宅!
元々一人でも行こうとは思っていたが、気の置けない友人と行くのはやはり楽しい。近々決断しなくてはならないことについても時間をかけて忌憚のない意見を聞けたし、個人的にはとてもとても有意義な小旅行だった。Mくんも満足そうで何より。お疲れさまでした。
今回の朝食セットのことを知ったら、海外出張中のヨメは羨ましがるだろう。で「あたしも行く」と。それもいい。
4.30.2007
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日本人で良かった・・・な朝食。 |
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「ブランド靴」の基準とは。 |
右側ソールに10円玉大の穴があいてしまったので修理しなくては、と思いながらそのままになっていたAllen Edmondsのストレートチップ。
先日ヨメが「白山のあたりに良さげな修理屋さんを見かけたよ」と言うので、ネットで調べてみると、どうやら「靴専科」というところ。Webサイトを見る限り、色々頑張ってそうで好感が持てたので本日持ち込んでみたが・・・結局、頼まなかった。名前まで紹介したのに。
正直言って、持ち込んで少しがっかりしたと言える。その理由はひとつ。高かったから。
女性の店員が靴を見ながら価格表を見せて金額を見積もってくれるんだけど、その金額が予想していたよりえらく高くてびっくりなのだ。
まずオールソール交換はWebでは9450円〜とあったのだが、なぜかスタートは13650円(どうして?)。しかも「穴があいてますね〜。そうすると中底も交換ですから+3150円ですね」って。うー。オールソール交換でそんなこと言われたことないんだけど・・・。でもここまでは、純粋な修理料金だから納得しようと思えばできた。
「え?」と聞き返してしまったのは、続いて加算された、もうひとつの3150円。それは「ブランド靴特別料金」という名目のエクストラチャージ。少し引きつってまったばい。え?なんねそれ。
確かに高い靴ですよ。ブランド靴と言われたらそうでしょう。でも、それっておかしくないか?ひょっとして富めるもの(高い靴を買える人間)からはむしり取れ、ってことなんだろーか。ボクは頑張って買ってるんですけど。それにどこまでがブランド靴?ALDENやジョンロブはもちろんそうなんだろうな。でもリーガルは?じゃあホーキンスは?エトスクラブのような有名ではないけどオーダーメイドのいい靴は?発想が「ベンツお断り」の駐車場やんけ。
しかも「修理には約1ヶ月半くらいかかりますが」って。先に言えよ。どんだけキャパオーバーしとんねん。
いろんな疑問がどんどん湧いて、少々腹が立って、かなりがっかりして「あ、やめときます・・・」と持って帰ってきてしまった。
足し算式のストレスがたまる金額設定と(価格表があればいいってもんじゃない)ブランド品に加算するという狡っ辛い商魂はどうなんだろう?疑問を呈したい。間違ってるような気がするよ。
でも靴は早く直さねば。なので今回も前回と同じく神戸に送ることにした。今回は1足なので、たぶん12000円+送料くらいじゃないかな。明日送ろう、っと。
4.29.2007
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ルーニーもすごかった。 |
先のCL:ミランvsマンU戦、週末に後半の残りを観た。
いやはや、ルーニーすごかった。
詳細はドリューの観戦記録にあるが、あの一瞬にダイレクトでニアサイドを狙える判断力と技術、そして胆力。21歳とは思えない。いや見えない(あの風貌)。
ミランがホームのサン・シーロ(最近はジュゼッペ・メアッツァと呼ばれてるみたいだが)でマンUを迎え撃つ2ndレグが楽しみだ。
そのゲームは、スポーツバーで観戦予定。
4.27.2007
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カカーはすごい。 |
ACミランvsマンチェスターUのCL Qファイナル1stレグ。7万人の観客席が埋まるというイタリアでは考えられないUEFA5つ星スタジアム「オールド・トラフォード」に乗り込んだミランは、圧倒的にアウェイな雰囲気に呑まれて7-1という大敗を喫したローマとは異なり、さすがのCL経験豊富なゲームを展開。実は録画を後半途中までしか観てなくて最終結果は知らないが、これだけは言える。
カカーはすごい。
いや、もちろんセードルフもピルロも、そしてガットゥーゾもすごいんだけど(ジラルディーノはそんなにすごくないかもと最近思う)、カカーは別格だと思った。
あの加速はなんでしょうか。プロのサッカー選手がボールを持った相手に7~8mの距離でぶち抜かれるなんてそうそうないだろう。あり得なくて相手も自信を失わなくて済むかも。
そして気持ち悪いくらいに絶妙な位置にコントロールされるトラップ。あの速度で(今回は特にプレミアリーグのスピードでゲームが展開)単に相手が触れられない場所というだけでなく、パスorドリブル、複数のオプションを選択できる位置にボールを置けるという能力には特筆すべきものがある。
後半の続きが楽しみだ。
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カカー:世界最高レベルのスピードと技術の融合
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プロ野球の人間ドラマに酔う。 |
久しぶりに野球関連の書籍を読んだ。「マネーボール」以来かもしれない。「マネーボール」はビジネス書的側面が強かったが、今回は昨年開催されたWBCの裏側に密着したルポタージュで、選手達の素顔に迫ったその内容はプロ野球ものとしては稀に見る佳作だった。
タイトルは「屈辱と歓喜と真実と―“報道されなかった”王ジャパン121日間の舞台裏」(石田雄太著)。
本の中では、国の代表として世界と戦う機会を得たはずの選手達にあった温度差や、コーチングとは無縁の振る舞いを繰り返す鈍感なコーチ陣、そして大会の主催者であるMLBの杜撰な運営、NPBの求心力のなさなどが浮き彫りにされる。
それはあたかもドイツワールドカップにおけるA代表の内部崩壊を思わるが、しかしイチローや谷繁や宮本(彼らがいなかったらいったいどうなっていたのだろうか)を中心にまとまっていく選手達とそれを束ねる王監督のリーダーシップは、ヒデやツネ様、そしてジーコのそれとは違う結束力と勝利という結果をもたらす。
優勝に至るまでの過程を幾人かの選手にスポットを当てながら、現場にいた人間の確かな筆致で描く本書は非常に面白く「敗因と」とは一線を画す出来と言えよう。
個人的には黒田のエピソードにはホロリと来た。
投球数制限が設けられたWBC変則ルールにあって、第二先発という難しい役どころをまかされる予定だった彼はしかし、怪我のため合宿中に離脱。本戦には出られなかった。しかし投手陣の陰の柱として果たした役割、日の丸を背負って投げることの意味を背中で見せたその存在感は大きかったらしい。
そんな彼が不本意ながらチームを離れることになった際、カープのチームメイトである新井に残した言葉。
「WBCが終わってカープに戻ったら、お前の経験した野球を皆に伝えてくれ。それは必ずおまえの、そしてチームメイトの糧になる。それがお前の役目だぞ」
泣ける。黒田よ。読むよ。いますぐお前の記事@Numberを読むよ。
とにかくこの本、プロ野球ファンならずともおすすめの一冊。
4.26.2007
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誰がために黒田は。 |
今週のNumberは「野球魂」。ここ最近はサッカーに押されてめっきり特集回数の減っていたプロ野球だが、松坂効果か、春以降、サッカーとタメを張る回数だ。
表紙を見てヨメ(ライオンズ友の会会員)は一言、「いまや最下位のチームが表紙・・・まぁ唯一フォトジェニックだからなぁ」と。まぁ良いではないか。日ハムも広島もここから上昇していくのだよ。
広島と言えば。
今号の特集で黒田投手のルポが掲載されている。タイトルはズバリ「黒田博樹~誰がためにカープを~」だ。
うーむ。「誰がために」ですよ。鐘が鳴ったり、サイボーグ009だったりするあれですよ。わかりますか?わかってくださいよ。
でもなんだかもったいなくて、まだこのルポは読んでなかったりする。週末が楽しみだ。
それにしても思う。読みたい本/記事がある生活って何て素敵なんだろう。好奇心万歳。
4.24.2007
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SIGMAレンズのおかげで。 |
最近もあいかわらず欲しいものはたくさんあるのだが、困っているのがこれ。
SIGMAの30mmデジタル専用標準レンズです。使いやすい単焦点で、F1.4という大口径が魅力。それにとてもコンパクト(ペンタのパンケーキレンズほどではないけど)。
ということで、これを猛烈に使いたい(装着したい)がためにデジイチの購入熱が高まりつつある今日この頃のボクであったが、そもそもかさばるカメラが苦手なので一眼をあきらめてGRを買ったという経緯があったりすることも思い出したりした。
で、どうしようかと思っていたら「コンパクトなデジイチはどう?」という天使の声が聞こえた。で、以前から欲しかったペンタのK100D(DL2の方が小さいけど生産中止)について色々調べていたら、あるとき比較記事にオリンパスE-410という機種が登場したのだった。
オリンパス。言わずとしれた光学機器メーカーの老舗。瑞穂工学研究所から命名されたというズイコーレンズの渋さや、名機OM-4Tiブラック(中学時代、憧れの機械だった)によって、ボクの中でのブランドイメージは低くない。ペンタとしのぎを削っていると言って過言でないだろう。
そしてBicカメラでE-410の実機も確認した。軽い!小さい!SIGMAのレンズつけたら持ち歩くの苦にならないと思われる。しかもストラップを装着する部分のツクリときたら超好み!
ほんとは1000万画素もいらないけど、RAW撮影可能だし3コマ/秒だし、ライブビュー&ダストリダクション機能搭載だし。いいのではないだろーか。そう思ったボクであったが・・・でも衝動買いを検討する(?)までには至らないのであった。
どうしてだろう。オリンパスの、OMの流れを汲むと言われるEシリーズで、性能的にも申し分なさそうなのに。なぜときめかないのだろう。
カタログを手に有楽町線に乗ったボクはその明白な理由に思い当たった。E-410の広告宣伝キャラクターが「宮崎あおい」なのだ(気づけよ>ボク)。
苦手。超苦手だ。可愛いのは認める。好きな男子も多いだろうよ。演技力もあるんだろうし、何より若いのに頑張っていらっしゃる。でもダメだ、どうしても。アフラックのCMもチャンネルを変えてしまう体たらくで彼女の不戦勝を甘んじて受け入れているこの半年だ。
だからNikonの「木村拓哉」と同じく、ボクの中でオリンパスのイメージはむしろ低下基調にあると言えよう。嗚呼、家計的には良かったと言えるのかもしれないこの出来事は、しかしボクの中でのブランドイメージの望まざる変容ということで、ネガティブなことでもある。
ま、オリンパスは悪くはないんだけどね。むしろ昨今のカメラブームを牽引する若い女性層をターゲットにした戦略上、必然とも言える人選と言えなくもないし。でもねぇ・・・それでキムタクやら宮崎ってのはねぇ・・・複雑なキブン。
SIGMAのせいで・・・罪なメーカーよのう。
4.23.2007
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悪寒のする事件。 |
信じられない事件。大学時代、1~2回乗ったことのある路線だが、こんなことが起こるなんて・・・。
●強姦:特急内で暴行、容疑の36歳再逮捕 乗客沈黙
当時、同じ車両には約40人の乗客がおり、一部の乗客は異変に気付いたものの、植園容疑者にすごまれ、制止できなかったという。
文字で「暴行」と書かれると、なんだか性的な部分が薄まる印象を持ってしまうが、それでも記事のタイトルには明確に「強姦」とあるから、相当なものだったんだろう。
周りのヒトはどうして止められなかったのだろう。一人でだめならどうして人を呼べなかったんだろう。妻や娘のいるヒトはいなかったんだろうか。自分ならきっと何かできた、そう信じたい。
そして植園という容疑者は、容赦なく潰せばいいと思う。ひどい方法で。人権なんか必要ないよ、こんなヤツには(こういう発想だからボクは法曹には向かないんだな)。
4.18.2007
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言葉は政治家の・・・ |
ヴァージニア工科大学での銃乱射の速報が流れたその日、長崎で選挙活動中の現職市長が射殺されるという事件。二代続けて首長が銃撃を受ける自治体となった長崎市だが、何か地域性などの理由があるのだろうか。
ところで失望したのは、この事件に対して、国政のトップたる首相の生のコメントがないこと。あったのかな?少なくともテレビ報道でも彼の映像は見ないし、故人を悼む声や、民主主義への冒涜に対する怒りのコメントは聞こえてこない。
どうなってんだ?
Virginia Techの事件については、すぐにブッシュJr.が映像で公式コメントを流していたし、現地を訪れる調整を行っているというのに。でもブッシュJr.がえらいわけでもなんでもなくて、当たり前のことじゃないんかな。
もちろん留学生による銃乱射&殺人と、政治家を狙った暴力団のテロ行為とは事件の性質が異なるが、それでも政治活動に対する明確なテロ行為に対しては、断固とした態度を国民の前に見せるべきだろう。信念とそれを伝えるための言葉は、政治家の命でしょう。
昨今、言葉を持たないトップが多いなぁ。
C.ゴーン(ルノー&日産CEO)の言う、
『トップの仕事』とは、1.社の方向性をさだめ、2.その目標を社内に明確な形で伝達すること、そして3.関係者のモチベーションを高めることに尽きる
という言葉を噛みしめたい。
4.09.2007
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take a person for another |
ヴィゴ・モーテンセンとヴィンセント・ギャロが混ざる。
"ヴィ"がついてるってだけで、違うヒトだということはもちろんわかっているんだけど、つい昨日も「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を見ていて主役をヴィンセント・ギャロと言いそうになった。
他にもM.ブロデリックとR.ダウニーJr.(どっちも小さくてコメディもできる)、エド・ハリスとG.シニーズ(性格俳優で悪役もできるアポロ13仲間)とか。
4.03.2007
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Google makes anything possible? |
● Google TiSP(BETA)
"Google announces free in-home wireless broadband service"だそうだ。
freeですよ、free。ブロードバンドが。無線LANが。
"Users who sign up online for the TiSP system will receive a full home self-installation kit, which includes a spindle of fiber-optic cable, a TiSP wireless router, installation CD and setup guide. Home installation is a simple matter of GFlushing™ the fiber-optic cable down to the nearest TiSP Access Node, then plugging the other end into the network port of your Google-provided TiSP wireless router. Within sixty minutes, the Access Node's crack team of Plumbing Hardware Dispatchers (PHDs) should have your internet connection up and running."
サービスに登録すると、Googleからワイヤレスルーターなどを含むインストールキットが届く。で、ルーターに光ケーブルを繋いで、もう一方をTiSPのアクセスノードに差し込めば60分以内に家庭内ブロードバンド無線LAN環境が整う、と。そして無料、と。
スゲェ。
まぁTiSPポイントってのが最大のミソなんだけど(何の略かはリリース参照あれ)。
で、Google、嫌い/恐いところはたくさんあるけど、こういうココロミはいいと思った。テクノロジーの遊びとでも言うんだろうか、行き過ぎてない感覚。
こういうの、現在自分が関わっているサービス/組織には足りない発想だ。もちろん本業がちゃんとしていてこそなんだろうけど、こうした遊びが生まれる土壌かどうか、ってのは社外から見たときの企業の魅力度に大きく関わると思う。特にコンシューマ向けの商品/サービスを取り扱う企業には求められる性質ではないだろうかと思う。
ちなみにこんなものも。
● Google Romance(BETA)
"uploads several different wildely divergent profiles"ってのが笑える。
4.02.2007
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Movie contents always have a timeline. |
先週末、第3回の大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)ミーティングに出席。
今回のテーマは新規サービスのマネタイズとプロモーションについて。お題となったのはgooラボの「携帯動画パノラマ実験」と@niftyラボの「ソーシャル・タイムライン」。それぞれについて両社の担当者から軽いプレゼンを受けた後、1チーム3人程度にわかれ、あらかじめ決められたどちらかのお題についてディスカッションし、その成果を発表するというものだった。
サービスの中身については各社のサイト、およびOBIIのエントリにあるので割愛するが、サービスを開発する側にとっては、なんだかやっぱりどうしてWeb2.0なサービスが魅力的に思える時代なんだなぁというのが実感。
で、我々のチーム(@niftyラボ関係者1名含む)は「携帯動画パノラマ実験」のプロモーションについて、どんなアイデアを出したかと言えば・・・ずばり『携帯動画UGC with タイムライン』だ。
これはつまりタイムライン上に特定のイベントの時間経過を再現し、各時間帯のコンテンツに携帯で録った動画をリンクさせるというものだ。
たとえばサッカーの試合を観戦しているヒトが、携帯で撮影したシュートシーンなどの動画を盛り上がり度と一緒にタイムラインにUPすることで、その試合におけるいくつかのポイント(瞬間)を様々な角度から僅かなタイムラグで楽しむことができるしくみを提供する、なんてのはどうだろう?スタジアムでの観戦はもちろん、中継もスポーツニュースのダイジェストも見逃した、Youtubeには画像がUpされているかわかんないし、ポイントがわからない・・・というヒトにとって、朗報と言えまいか。いや、言いたいと思った。
そしてこの、"時間の経過"という欠かすことの出来ない要素を持つ様々な動画コンテンツをタイムラインというサービスに紐付けるこのサービスは、サッカーだけでなく様々なイベントの収録に活用できるはずだ。
たとえばゴルフ。タイガーではなくハミルトンのラウンドを観たいヒトもいるはずだがテレビでは無理。そんなときギャラリーが携帯で撮影した画像をこのサービスにアップしてくれたら・・・当日の各組のラウンドを映像で楽しむことができるというわけ。
プロモーションという観点からいけば、しくみそのものに組み合わせの妙があって話題になるだろうし、イベントとセットであれば画像も視聴者も集まりやすい。携帯の(粗い)画像だし動画の撮影者も(携帯電話の識別情報で)特定できるという点は、著作権者やスポンサーの了解もとりやすいポイントだと思う。
このアイデア、結構いいセンいくのでは、と思ってたがしかし・・・かすりもしなかった(笑)。2つをくっつけてしまったから?@niftyラボのヒトはノリノリだったけどなぁ。
ちなみに、単純なプロモーションに関しては、ボクはコンテストがいいのではと考えた。お題は「あなたの"すべらない話"教えて」。今ちょうど旬だというのもあるが、身近にあって一般のヒトが台本なしで動画を撮影しやすいコンテンツであるという点がポイント。テキストより動画が馴染むコンテンツであることは確実だし。
そんなこんなで、懇親会になだれ込み、初めてお会いするヒトビトとご挨拶。いつもながら自身の関わるサービスがこんな先端の業界にあってもなかなか理解されづらい点に悩みを覚えながらも、若くして様々な分野でご活躍されているヒトビトとお話しができて刺激を受けた。
機会があればまた参加しよう。いつか自社の新サービスも俎に載っけてみたいと思った。
4.01.2007
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Technology and Management |
去る3/20、高輪のプリンスホテルで催されたMOTシンポジウム初日に出席。
経済産業書の審議官による開会の挨拶に続いて、三菱電機会長による基調講演。三菱電機だ。ソシオテックの三菱電機ですよ。古いな。今はChanges for the Betterか。 この基調講演、MOTと三菱電機?と意表をついた人選と言えなくもないが、国(=経済産業省)がとんでもない額の予算を突っ込んでいるこのMOTコンソーシアムには、当初より三菱総研(MRI)がべったりと貼り付いているので、三菱系の人選はある意味納得とも言えよう。
それはさておき、会場には予想通りと言うか、予想外と言うか、いわゆるスーツ族中高年男性が多数を占め、いわゆるトラディショナルなシンポジウムの様相を呈していた。最近はネット系のシンポやセミナーに出ることの方が多いので、PCを開いているヒトもいない(会場にWiFiがないというのはテクノロジー系的にどうなんだろうか)、カジュアルな格好もほとんどいない、そして女性もいない(数人を確認したのみ)というのは、ある意味新鮮ではあったと言えよう。 しかし出てくる人間という人間、お話が・・・つまらない。MOTの実践現場にある人間がそう感じるのってのは、よろしくない事態だと思った。原因は、主催者側にもあるような気がする。だって国内外の教育機関でMOTを修めた人間を4人登壇させて並ばせているのに「パネルディスカッションではなく、各個人からの報告・発表となりますのでご了承ください」だもの。MRIさん、それでいいのでしょうか?(しかも自分が長く話しちゃって昼食前のセッションにも関わらず15分オーバー)
それはさておき。
このMOT、Management of Technologyは、技術経営とも訳されるが、どうもこのコンソーシアムによるその解釈と普及のための取り組みには、当初より身軽さと新しさが感じられない。国の施策だから当たり前なのかもしれあいが、必要以上にアカデミックな香りがプンプンする。そして産業側からアカデミックにすり寄っているような。アカデミックが産業を取り込もうとしているような。あくまでも印象ですけど。
で、くだらない話を聴きながら、そもそもMOTという発想・カテゴリが出現してきた背景はとひとり考えてみたが、思うにMOTの出現と(MBA的学問分野としての)隆盛は、情報技術の進歩によってナノテクやバイオといった先端技術の開発速度が上がり、かつ計算機(PC)の高速化、ネットワーク化によって大企業の研究所や有名大学でなくてもそういった開発を行えるようになってきたという環境の変化と密に関連しているのだろう。要するに三菱電機のような大企業、東大の先端研のような場所でなくても市場の動向を左右するような、あるいはブルーオーシャンを開拓できるような技術を産み出すことができる時代になってきたということだ。
そしてそうして生まれた技術は、時にとてつもなく大きな市場や産業を創り出し、かつビジネスでも圧倒的な成功を成し遂げる可能性を秘めている。古くはApple、90年代以降ではYahoo!、DELL、そしてGoogle。ただ多くの場合、大企業でない小さな組織や個人は、産み出した技術をビジネスに転換して行くにあたっての方法論やスキル(事業運営/経営ノウハウ)に欠けているケースが多く、そのことが優れた技術がイコール事業の成功に結びつかない最大の理由とされてきた。で、そうした機会損失(?)を補完するためのMOTが生まれてきた、と。
なので、個人的には本来、MOT発祥の地である米国におけるMOTは"技術者によるベンチャー"を想定しているという印象を持っている。もちろん、GEやGM、ハネウェルなどの大企業も含むのだろうが、その本質は、R&Dに必要な資金や人材をどう確保してマネジメントしていくかに始まり、技術を市場のニーズとどうマッチングさせてPRしていくかなどのマーケティングやプロダクト企画に関わるフレームワークやノウハウを身につけ、それらを変化の速い環境下でいかに実践していくかを学ぶことにあるのでは?つまり「ビジネスを興したい技術者」と「技術をビジネスにしたい経営者」を対象とした、実践的な学問領域であるのではなかろーか。
しかしながら、このシンポジウムで語られていたのは、企業の基礎研究部門をどうマネジメントしていくかだったり、経営を学ばせることで技術者の思考パターンを変えていくことだったり・・・。もちろん間違ってはいないんだろうが、本当に世の中を変えていく革新的な技術や、市場をリードするようなビジネス組織を産み出し、維持していくということに関してはあまり触れられず、MOTよいうよりは「重厚長大理系企業における技術者をどう元気にするか(笑)」を一生懸命考える会だったような気がした。
それはまた別の問題だと思うんだが。Knowledg Dynamics Initiative とかの仕事じゃないか、それは?
その後、Y先輩と新橋でMOTシンポを肴に飲み、technologyに必要なのはmanagementではなく、promotionやdesignではないかという話になったが、それについてはまた別途。
以上、雑感。
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Taste of America |
最近、ルートビアがお気に入りである。
以前UVAに出張した際、ビジネススクール担当者との昼食で勧められたそれを一口含んで顔をしかめたことがあったが(担当者は大喜び。日本人がガイジンに納豆を勧めるような感覚かも。ちなみにその担当者はルートビアが苦手)、去る2月の沖縄食い倒れ旅行において、ルートビア飲み放題をうたうA&Wで再度挑戦し「案外イケルかも」と思ってからは(嫁様の不浄なモノを見る視線に耐えつつ)メニューにあれば積極的に頼むようになった。
しかし、A&Wが撤退してしまったここ東京では、ルートビアを味わえるところはなかなか見つからない。「ハードロックカフェでバカ高いのを頼むしかないのか・・・」なかばあきらめていたボクであったが、先日、千駄木のレインボーキッチンで発見。そうか、アメリカンテイストのカフェを探せばよかったんだ。確かにメニューに載っていて当然かも。いつも珈琲/ビールばかり頼んでたから気付かなかった。わかってくださいよ。
ここのはA&Wと違って缶タイプ(当たり前か)のDAD'Sというブランド。味は若干バニラ風味が強くてドクターペッパーを思い出したが、間違いなくあのルートビア。お帰り!ていうかコンニチハ!
ん?このお店に缶があるということは、探せばどこかでこれ売って・・・探してみよう・・・えーと・・・あ、売ってた!Y!のショップで!絶賛発売中!しかもA&Wのルートビアも!あ、そっちは売り切れ!じゃ、DAD'Sでもいいと思った。
で、ポチッと買った。しかしどうやって嫁様から隠そうか・・・24缶のルートビア。