2007年第4Q(9-12月)に読んだ書籍で一番のお気に入りはこれになりそう。
「キッチン・コンフィデンシャル」(新潮社)
著者であるアンソニー・ボーディン(Anthony Bourdain)は、NYの有名レストランの総料理長(Executive Chef)でかつ本書を含むベストセラーを記した作家だが、ボクが彼を最初に知ったのはDiscovery CHANNELの「アンソニー世界を喰らう(Anthony Bourdain: No Reservations)」という番組(その時はスペインのトレドで恐ろしく美味そうなピンチョスを頬張って酒をかっ喰らってるのを見てグルメな旅行家&エッセイストくらいに思っていた)。
とにかくこの本、料理(食べること&つくること)が好きで、しかも厨房(あるいはその近辺)で働いたことがある人間にとっては、文句なしに面白い。
著者がなぜ料理人を目指し、どのようにその世界に入り込み、いかにして転落し這い上がったかという破天荒かつ完全ノンフィクションなストーリーで、もちろん美味そうな料理も出てはくるが、主役は紛れもなく著者を含む様々な料理人達。キッチンの絶対専制君主として君臨するシェフと、想像を超えるヒエラルキーの中で時に蹂躙され時にクーデターを起こす個性豊かなコック達のほとんどは、絶対一緒には働きたくないし友人にもしたくない種類の人間にも関わらず、とても魅力的だ。
馴染みのない人間にとっては信じがたいエピソードだらけのように思えるだろうが、ボク自身、学生時代にホテル内の高級フランス料理店で軍隊のような厨房を垣間見た経験から(ボクはバーテンダーだったので直接シゴキは受けてない)、この本で語られていることの多くは世界中のキッチンで繰り広げられていることに近いと断言できる(さすがに日本だとドラッグや不法移民などに関するエピソードはあてはまらないと思うけど)。
本の装幀もいい。個人的には新しい文庫版よりもペーパーバッグ風に作られた新書版をオススメする。スペースぎりぎりに印字された文字(読みにくいというヒトも多いかもしれないが)とざらついた紙の感触、そして野中邦子氏の翻訳が内容にとてもフィットしていてジョリーグッド。鞄に放り込んでおいても気にならない重さなので、常に持ち歩きたいくらいだ。
ところでこの本を読むにあたって、読前/読後には是非、映画「ディナーラッシュ」をオススメしたい(できれば読む前がいいかも)。本に描かれている情景をより鮮明にイメージできると思う。
映画の内容は、NYのトライベッカにある有名イタリアンレストランの1日(1晩?)を描いたドラマで、ストーリー自体もどんでん返しがあって楽しめることはもちろん、繁昌店の厨房と料理人の世界、それこそ「キッチン・コンフィデンシャル」な部分をセンスの良い映像と音楽(サントラがないのが残念!)で楽しめる佳作。実際、本を下敷きに作られている部分も多いそうだ。
ちなみに劇中のレストランは実在していて、舞台となったセット、もといお店で同じくイタリアンを楽しむことも出来る(以前NY滞在中に訪問してきた)。そんなところも含め、ボクの好きな映画の一つ。
余談だが、以前読んですごく感銘を受けた「行動主義~レム・コールハースドキュメント~」も、ファナティックな職人(建築家だけど)を扱った本で装幀が黄色だった(「キッチン・コンフィデンシャル」は本の小口&天地が黄色)。ボク自身がそうした(自分にない)狂信的なまでの職人気質に憧れているということも理由かもしれないが、装幀における関連性はいかに。
11.30.2007
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火曜日には魚を頼むな?「キッチン・コンフィデンシャル」 |
11.26.2007
11.24.2007
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2007東京モーターショウ |
東京モーターショー2007。本当はドリューのように何回か行きたかったのだが、いろいろ私事などもあり、行けたのはヨメ様がチュウゴク出張していた週末、最終日の二日前の1回のみ。
友人のSGRを誘ったところ二つ返事でOKしてくれたので、朝9時に根津で彼を拾ってクルマで向かうことにしていたが、前夜、橘川さん主催のパーティー@学芸大学(かなり面白い人々が集まっていた。別途記したい)と、福岡時代の先輩達との飲み@六本木をハシゴして朝4時に帰宅したボクは10時に目覚める体たらく。しかも、自分でもどうしてだかわからないのだが、有明の国際展示場に向かってしまい大幅な時間のロスをしてしまった。SGRくん、申し訳ない!
そんなこんなで、生憎の雨模様の中、なんとか正午少し前に幕張メッセに到着。和幸での昼食もそこそこに会場に入り各メーカーのブースを回りはじめたが・・ヒトが多い。二日酔いには堪えるなあ。・・・ということでSGRくんには申し訳ないが、かなり駆け足で回った。
ボクはどちらかと言えばコンセプトカーにはそれほど興味はないので、近頃めっきり足が遠のいているディーラー巡りをするつもりで、現行or導入決定モデルを中心に見たのだが、だいたい感じたことは以下のこと。
● マツダはやはり勢いがある
例によってコンセプトカーは、ネーミングなど「またやってしまった感」が否めないが、現行モデルは都会的な色気があり、すごくいい。新しいアテンザは予想通りよかったし、中でもマツダスピードバージョンのアクセラには心惹かれた(SGRくんのお父様には是非乗っていただきたい)。様々な色のクルマを並べたブースの展示も躍動感がありファッショナブル。訪れていたヒトは口々に「マツダってすごいお洒落だね」「見てみるとすごくいいね」と言っていたので、要はディーラーにいかに足を運ばせるか&どうもてなすか、が今後の課題ではないだろうか。モノはいいのだから。
● 日産はGT-Rで大丈夫なのか
今回のモーターショーの目玉の一つでもある日産GT-R。フラッグシップカーということはわかるが、全く近づけないというのはいかがなものか(わざわざ2階から見させるようなものでもないと思うんだけど)。あと今回、展示されていたクルマのラインナップを見て、あらためて整理されていない車種構成を認識した。国産3大メーカーの宿命なんだろうなあ。あ、「ATLAS」のカヌーを積んだ展示はよかった。
● ボルボは演出が下手になった
というより、彼らがその昔お手の物だった「クルマとライフスタイルの提案」がもはや一般化し、目新しくなくなってしまったのかもしれない。相変わらずモノはいいが、日本を馬鹿にした値段設定と10年一日の演出ではこれ以上ファンは増えないのではないだろーか。
● 仏車の勢いには差が
シトロエンはイイカンジだった。展示してある数こそ多くはなかったが、WRCでの好調さを誇示するかのように、S.ローブ・バージョンのC4(写真)も展示していたし、フラッグシップモデルであるC6にも自由に触れて乗れた(外装についた指紋を拭き取る係は大忙しに見えたが)。
それに対してルノーのブースは、クリオ・ルノー・スポールの展示があったのは嬉しかったが、その他は(F1マシンも含めて)どうもパッとしなかった。すぐ横の日産に予算を使いすぎたのではないだろーか(と思うくらいの寂しさ)。
プジョーのブースは豪華ではあったが、そのことが逆にクルマそのものに魅力が薄いことを目立たせるような印象。どこを目指しているのかがよくわからない。ここ数年、「なんとなく」販売成績が好調だったことで迷走している感じだ。
● Audiは演出が巧い
同じく販売成績好調のAudiは、プジョーとは違い、自分達の良さをよく理解したプレゼンテーションで、ブランド演出の巧さを感じさせた。特にHUGO BOSSなどのブランドを纏ったイケメンモデル達を使ったファッションショーを行うあたりはさすがで、思惑通り女性客が殺到。都会的でファッショナブルなイメージを伝えることに成功していたと思う。それに新しいA4はいい!A6っぽいインテリアになったし、外観もFオーバーハングが短くなってスポーティさが増したように見える。ボクのB6世代とは別のクルマになったようだ。
● PORSCHEは変わらず
相変わらず「モーターショー映え」するクルマ&メーカー。977型へと進化したGT2には黒山の人だかり。モーターショー直前にニュルのタイムでGT-Rの記録を更新したことも効いたのか(それにしても530psって・・・)。ブースもとにかく豪華で、プエミアムカーの面目躍如。とは言いつつ、同じプレミアムカー(というかスーパーカー?)であるフェラーリやランボ、マゼラーティのように遠巻きに見ることしか許さないような高慢ちきさはない。過去最高の売上と出荷台数を更新し続けているのには理由があるのだなあ。
ちなみに、個人的なお気に入りは、メインステージ裏に展示されていたカレラカップ用のカップカー(写真)。ガンメタ&艶消しの塗装が、異常に格好良かった。まあ、買えません買いませんけどね・・・。
● SUBARU、ダイハツはそれぞれのポジションを確立
SUBARUブースで目を引いたのは、やはり前評判も高かった新バージョンのWRCカー。おなじみの鮮やかなブルーのカラーリングで来場者の目を引いていたが、しかしボクが上手いなあと思ったのはインプレッサの展示。カップルを装った美男美女のモデルが舞台に出てくると当然のように女性が運転席に座り(男性は助手席)楽しそうに運転する様を見せる。Audiとはまた違った女性へのアプローチで、しかも嫌みが無い。東海岸では昨今、レズビアンの乗るクルマと言われることもある(らしい)SUBARUだが、なかなかどうして、それも意図的なマーケティングの成果ではなかろうかとも思った。
ダイハツもなかなかよかった。超絶にダサイ(でもすごくお金がかかっている)展示を行っている三河の親会社の横で、実直なまでにクルマにフォーカスした潔い展示で好感が持てた。個人的にコペンが好きだからということもあるけれども(800ccくらいのモデルが出ればいいのに)。
・・・そんなわけで、ほとんどのブースを駆け足で見て回ったが、実は一番印象に残ったのはソニー・コンピュータエンタテインメント(ていうか、ポリフォニーデジタル?)のブース。12月13日発売予定のPS3用gゲーム「グランツーリスモ 5 プロローグ」のデモをでかいプラズマで行っていたが、モーターショーに出店されている最新カーのほぼ全てが収録されていて、しかも走行デモまで行ってくれるので、GT-Rなどに関して言えば実際の展示よりも詳しく見ることができたと言えよう。そしてPS3が欲しくなったことを密かに告白したい。
それはさておき、その日一番いいと思ったのは、シトロエンの「C4 Picasso」。ミニバンを憎んで止まないボクではあるが、必要に迫られて購入せざるを得ないとしたら、C4 Picassoしかありえないと確信した(後日、ディーラーでカタログもゲットし、ブログパーツまで作ってしまった)。今度試乗しようっと。
夕方、会場を後にしてSGRくんと都内に戻り、千駄木の毛家麺店で夕食。東京モーターショーについてドリューを交えてレビューをしようと話し合って別れる。
ドタバタした一日ではあったが、実り多いモーターショーであった。次回は平日に行こう。
11.05.2007
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[メモ] 週末観たドラマ&映画。 |
週末、なんだか心も体もぐったりしてしまいほとんど外出せず。録り溜めたドラマ&映画を見た。
●クリミナル・マインド(1st-#14)「死刑へのカウントダウン」★★★★☆
なんとも切ない、やりきれない話。でもとてもいいエピソードだった。ギデオンの人間味、暖かさが存分に味わえる。彼が降板するのは残念だ。それにしても母親役の役者が巧い。アメリカの俳優の層は本当に厚い。昨日までモデルやってた若いのばかりが出ているドラマがチープに見えるのは、予算のせいばかりではないと確信する。
●「イルマーレ」★★★☆☆
2006年アメリカ。韓国映画のリメイクということは後で知った。キアヌとS.ブロックが「スピード」以来初共演の映画というくらいの予備知識で観たが、これが予想外によかった。ひどい悪人がいないからかも(「24」を見終わったあとだから?そういえばシーズンVでテロリストの妻をやっていたS.アグダシュルーが出てたけどいい人だった)。そして湖畔の家に住みたくなった。
●「ジャー・ヘッド」★★☆☆☆
「ドニー・ダーコ」以来、J.ギレンホールが好きなのだが、どうもメジャーになりすぎた感があって観る機会を失っていた作品。まあ1回観ればいいという感じではある。ドキュメンタリー風フィクションというやつか。あれが現実に忠実なのか、デフォルメしているのかはわからないが、案外、湾岸戦争で志願/徴兵された若者ってあんな感じなのかもしれない。戦闘経験のある/なしや、その程度によらず、「戦争という状態」に置かれたことが人間に与える影響は大きいのだな、と感じた。それにしても後述の「ア・フュー・グッド・メン」と同じ海兵隊とは思えない。
●「16ブロック」★★☆☆☆
B.ウィリス主演のサスペンス・アクション。限られた時間内に相棒(囚人かつ証人)を連れて目的地(16ブロック先の裁判所)に辿り着くというシチュエーションは、ボクの好きな「ミッドナイト・ラン」を思い出させるが、もちろん似て非なるシリアスな内容・・・のはずが、相棒役がずーっと喋ってるので、三流のコミカル映画に。せっかくテーマはいいのに台無しな感がある。それにしても、どうして映画にはああいう(ずーと喋りまくる)黒人が出てくるんだろう?ほんとにいるのかな。
●「ア・フュー・グッド・メン」★★★★★
もう10回は観ているのではないか。観るたびにいろんな発見(トムが初めて出るシーンで彼のキャリアが類推されるアイテムがある、ERのカーター先生が出ている、とか)があって、もちろんストーリーも法廷モノとして出色の出来。俳優人も、J.ニコルソンは恐いし、K.サザーランドはもっと恐い。D.ムーアも「情熱はあるがイタい女性士官」を巧く(?)演じている。そして何よりトム。この映画のトムは軽薄さと魅力が同居する若者を巧く演じており、当たり役だと思う。
ところで監督はR.ライナー。同じく好きな映画の一つ「When Hally met Sally...」の監督でもあるし、この人とは比較的相性が良さそうだ(そういえば「Stand by Me」も)。いずれの映画にも、紅葉した広葉樹の葉が散る住宅街/公園の歩道があって、そのシーンが好きなのかも知れない。
●「ボーン・アイデンティティ」★★★★★
これは日曜洋画劇場で。いわずとしれたジミーちゃんドル箱スター出世作。そして文句なしに面白い。はやく「ボーン・アルティメイタム」観たい(それが映画会社の策略なんだろうけど)。
それにしてもヒロインのF.ポテンテ、気に入ってたのになあ。低予算で作成した第一作で使ったものの、第二作制作にあたってエイドリアン化を恐れたということか・・・残念。
ちなみにこの映画も観返すといろんなシーンで細かい演技があって面白い(どうして鳥を打ったのか、なぜクルマの窓にガムテープ貼ったのか、etc...)。
・・・ということで、映画三昧の週末。心は回復したが、上記の他に「バルサvsアルメリア」を観たので、頭は疲れた週末であったと言えよう。そして小さなソファで観ていたので腰も疲れた。
はやく引っ越してデカいソファでのんびり観たいものだ。
11.02.2007
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もう11月か、と毎年思っている気がする。 |
10月31日、logpaperの新しいサービス(アイテム)がスタート。最近のバタバタの原因ですな。
今回追加したのは「miniCARD」という小さなカード型アイテム。基本的にはmooとかpocketerとか、最近流行の名刺サービスをターゲットにしつつ、しかし名刺以外の用途にも様々使えるような工夫/提案をしていくつもりのアイテム。
何せ1セット36枚の全ての両面がカスタマイズ可能ってのが我ながらスゴい。写真だけ変えてバリエーションとか言っとる場合じゃなかとよ、と言いたい。1260円でそれを実現したのだから、褒めてもらっていいんじゃないだろーか。
しかも、できあがる商品の品質はかなりイイ。両面マットコートで耐久性もそこそこ。何より、logpaperの誇るDTPソフトに遜色のない組版エンジンが動いており、写真だけではなく文字入力も考慮したテンプレートが用意されているので、普通に「文字組がキレイ」。これってわかりにくいけど圧倒的な品質の差でもある(学校の先生が一太郎で自作した学級新聞と市販の雑誌の違いに近い)。
文字面にもロゴ風に画像を挿入できるし、自作のQRコードも入れられるので、名刺以外の応用範囲も広い。パッケージもシンプルだが質感は高いと言えよう。
インターフェースや動作速度、その他Web上での機能など改善していくべき点は多々あれども、「miniCARD」については、それなりに自信を持って勧められるものを実現できた気がする。今後の展開も様々構想はあるが、ひとまずはこれで区切りか・・・。
とりあえず、行きつけの居酒屋のショップカードを作ってみた。logpaperでも近々事例として紹介するつもり。
皆さんも是非、ご利用になってくださいまし。
10.30.2007
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つぶろぐの使い方。 |
先日来、exciteのマイクロブログサービス「つぶろぐ」で遊んでいるが(ブログパーツもいれた)、TwitterとかHaruとかJaikuとかに比べて、今のところ一番軽くて使いやすいかな。
そして今日、これはメモとして使うと、スゴク便利だと気付いた。
何か感じたら、ひらめいたら、携帯から「つぶろぐ」につぶやけばいいのだ。公開されてしまうのであまりやばいことはつぶやけないが、メールで自分宛に送るのと比べて手軽(ブックマークからサイトにアクセスして入力するだけ)だし、履歴をWebと携帯のどちらからでも一覧で確認できる。
そんなわけで、関係ないけど年内、諸々が落ち着いたら、MacBookを買おうと思う今日この頃。Leopard搭載の。
あ、明日は、logpaperの新アイテム「miniCARD」のリリースですよ!皆さんよろしく!
10.29.2007
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ぎゃふんと言わせたいのに。 |
日曜日は気持ちのいい天気で朗らかな気分で一日を過ごせるかと思ったが、例のクリーニング店でまたも不快な気分に。
当日仕上げが可能な11時受付の8分前から並んでいたのに受付処理にもたついて、11時12分時点でボクの前に3人。その時ようやく出てきた接客の酷さでは東日本で1番を争うネズミ顔の中年女性が出てきて「明日仕上がりになりますから」って。え?・・・「誠に申し訳ございませんが」はどうした。コノヤロー。
失礼というか、お客を馬鹿にするのにもホドがある。こっちは11時より前に来てんだよ?11時より後に来て並んでるならいざ知らず、一言の謝罪もないままその台詞はないだろ、鶏ガラめ。日曜日の当日仕上げを希望しているお客の事情を理解してんのか、あの***(自主規制)は。あまりに怒りすぎて泣くところだった。思い出しても嫌な気分。今書く手を止めてお酒飲んじゃったよ。悔しい!仕返ししたい!思いつかないけど。
・・・・・それはさておき。
午後、ヨメは風邪で寝込んでいたので、家で仕事。夕方、どうしても必要な資料があって会社へ。帰宅途中、本郷で元同僚を見かけたので呼び止めてドトールでお茶。互いの近況報告&相談など。来週からNYへ行くそうな。羨ましい。
帰宅して薩摩芋ご飯とレタススープ、餃子をいただいて、録り溜めた「THE UNIT」を2話観る。1話、間違えて吹き替えバーションを録ったみたいで、D.ヘイスバートの声が全然合ってないのにビックリ。
● その他にやったこと
1. exciteのつぶろぐパーツをサイドバーに設置(更新簡単で便利)
2. mixiにNZ BARのコミュニティを開設(オススメですよ)
3. 「半島を出よ」の上巻を読了(Shoくん、今度語ろう)
明日からまた仕事。水曜日はいよいよ「logpaper」の新アイテム「miniCARD」のリリースだ。
10.28.2007
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生活習慣矯正の切り札。 |
来年春、現在の住居から引越す予定なのですが、同時期に転居するヨメの両親が飼っているワンコ(元々は義妹のもの)を引き取ることになりました。
ジャックラッセル・テリアの女の子。
名前はジャッキー。
いや、ボクが付けた名前じゃないから。安易だとか言わないでください(正式名はジャクリーヌらしい)。
もう4歳くらいですが、どうも自分のことを犬とは思っていない模様で居眠りが得意。
しかも、この犬種だと通常はかなりの運動が必要なんですが、15分くらいの散歩の途中でバテるらしい・・・。
鍛え直しますよ、ボクが。
毎朝走るぜ、ジャッキー。
ボクが生活パターンを朝方に改造できたら、ね。
将来的にはブルドッグかパグも飼って「サモハン」という名前を付けようかと。
その前に、これも読んでおくかな。
● Say Hello! あのこによろしく。 (ほぼ日ブックス)
● 飼ってはいけない!
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志あるやなしや。 |
先日、ある会社の経営陣の一人と話す機会があった。
ほとんど誰もが知っている、コンシューマ向けのコミュニケーション分野のインターネットサービスを手がける会社のCFO兼アライアンス他の新規案件も担当する人物で、30歳そこそこながら経歴は文句なしに華やか。会話をはじめてすぐに頭脳の明晰さ&行動力が伝わってきた。
が・・・会話を終えてボクは、その会社&そのサービスに対して「もう使わないし関わりたくない」と思った。
なぜなら「その会社は何を成そうとしているのか?」「どうありたいのか?」という質問に対する彼の答えが「時価総額を上げる」「有力な提携先を増やす」「新分野に進出する」「会員を4倍に増やす」という内容に終始したから。そしてボクはそうしたゴールを「志」とは思わないからだ。
会社は公器である。それは市場や製品/サービス、そして雇用を創出・維持したり、ステークホルダーに対して投資に見合う金銭的価値を還元する装置として「存続する」ということだ。その点では「時価総額を上げる」云々は、存続を続けるための手段(の一つ)でもあるし、結果(としての状態)でもあるから否定するものではない。
しかし・・・B2B専門ならいざ知らず、まがりなりにもコンシューマー向けのサービスを生業としている会社であれば、結果としての「時価総額1000億円」よりも「社会(人々の生活)にどんな変化(楽しみ・喜び・利便性etc...)をもたらすのか」を語るべきではないかとボクは強く思う。それが公器だと。
それだけに、彼からは一切「利用者に対して」とか「ユーザーの体験を」という言葉が出なかったことに驚きを覚えたと言えよう。大丈夫なのか。
そうは言いつつ、今のところ順調に売上・利益とも伸びているし、人材は彼も含め実務では優秀。現在目論んでいるIPOもおそらく成功するだろう。しかし利用者を無視した経営観では早晩、立ち行かなくなるはず。そう思いたい。
会談を終えて、同社のサービス利用を止めることを決意。2004年の開始時から使っていたのでなんだか寂しく感じたが(故郷が市町村合併した上に首長の汚職が判明した感覚?)、昨今吹き出している様々な運用上の問題も根源はこういう経営観にあるのだな、と納得もできた。
少なくとも自分が働く会社、携わるサービスでは「志」を持ち、語りたい。そういう経営者でありたいし、そういう経営陣と働きたい。それが認識できた実り多い1時間だったと言えよう。
10.19.2007
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晴れの国の夕焼け。 |
しばらく間が空いてしまった。引き続きしばらく更新できそうになく。
久米島に行くつもりが岡山の実家で過ごすことになってしまったなど、がっかり(いや不幸中の幸いか)も含め記録しておきたい出来事はたくさんあるのだが、またおいおい。
とりあえず、両親が越したマンションは周りに高い建物がないこともあって眺めがすこぶる良かった。駅からも近いし帰省がしやすくなったのはいいことだ。
周りに雰囲気のいいBarやクラブがたくさんあるのも嬉しい。
9.28.2007
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JFAってほんと考え方がセコイ。 |
基本、Jリーグ(以下、J)はスポーツニュース以外で観ることはないが、もちろん自国リーグなので、発展&レベルアップして欲しいとは思っている。ボールの置き方(トラップ)が下手だとか、パススピードが遅いとか、FWが外国人ばかりで決定力云々はないだろうとか、言いたいことは色々あるが、現時点で欧州のトップリーグと比べてもしょうがないし、足りないものをどう補っていくかが重要だろうし。
そんなわけでACL(AFC チャンピオンズリーグ)に参戦するJのチームには、心底頑張って欲しいと思っている。アジアとはいえJ以外のフットボールに触れて世界(=日本以外)を知るまたとない機会だし、勝ち抜けば年末のクラブワールドカップで、欧州&南米のトップチームとの真剣勝負の場が持てるからだ。代表選手も数多く在籍するチームがそうした真剣勝負の経験を積むことは代表チームのレベルアップにも繋がるし、それを観戦できるフットボールファンにとっても彼我の差を認識して冷静な観戦力を養える。そうした諸々が、ひいてはこの国の「フットボール総合力」をあげていくことになると思うからだ。
だから、JFA(日本サッカー協会)のキャプテン(←この呼称自体どうかと思う)&専務理事の発言にはびっくりしたぞよ。
● 川淵キャプテン主力温存の川崎Fに苦言
● 川崎F“バッシング”にWショック
● 川崎F関塚監督が「犬飼発言」に反論
簡単に言えば「チャーター機まで出してやった川崎がACLでも負けた上に、帰国後ベストではない(と協会が判断した)メンバーでリーグ戦を戦って0-4で負けたのはケシカラン」ということを言ってるらしいが、メンバーの入れ換えは規則に則って行われたようだし、浦和と比較すれば圧倒的に移動距離が長く疲労も激しかった川崎の方に理があると思うけれど。つい1ヶ月前にプエルタの悲しい出来事があったばかりなのに、まだ選手の心身を削ろうとする思考が理解できない。
マスコミに対して「8人も代えるのはファンをバカにしている」という台詞を吐いた川淵。そこまでファンは馬鹿じゃないだろう、と言いたいよ。彼はオシム代表監督就任直前に自身の発言で千葉ファンを馬鹿にしたことを思い出してみる必要があるな。でも思い出せないかもな、都合の悪いことは。自分の晩節を汚すのは勝手だが、日本のフットボールを停滞させないで欲しいものだ。
それともやっぱり、「偉い人にはわからない」なんだろうか。
9.26.2007
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バルサvsセビリア、不調の根源は。 |
遠い異国の単なる一視聴者には如何ともし難い「現地権利元の都合」と呼称される複雑な事情(詳細はリーガ・ブログ・ドットコムの「マドリーダービーが放映されなかった事の真相」参照)で、極端に放映されるゲームが減った今期のリーガ・エスパニョーラ。特にマドリーやバルセロナのゲームの放映がないのがつらい。いっそのことWOWOW辞めてスカパー!にしようか、とも思ったがやっぱりリーガが好きだし、映画と海外ドラマで十分元をとっている気もするので、とりあえずWOWOWを応援しようと思っていたら、急遽「バルセロナvsセビリア」の放映が決定。
今期、バルサ初観戦。しかも相手はバルサに劣らぬスペクタクルなフットボールで昨シーズン、一気に欧州のTOPグループにのし上がってきたセビリア。好カードに期待はいやが応にも高まる。だが・・・いささか期待はずれなゲーム内容だった。
理由はいくつかある。セビリアが今シーズン初のカンプ・ノウでのアウェイゲームということで、慎重(守備的)なゲーム運びに終始したこともあるが、それよりもホームの声援をバックに責め立てるはずのバルサの攻撃が、コンビネーションの面であまりにお粗末だった。今シーズン、アウェイで勝ちきれない、何より内容が良くない、という評は耳にしていたが・・・CLの対リヨン戦はたまたま調子が良かったんだろうか?
まずビルドアップの段階においてはマルケスの不調が目立った。昨シーズン中盤からどうも良くない。05-06シーズン、あれほど正確無比だった高速ロングフィードは一体どこに?全てが力任せな感じで、あの軸足を落としたバネのあるフォームは見られない。ショートパスもいくつかカットされる体たらくで、安定感溢れるG.ミリートがいなかったら、結構危なかった。後半のCKに頭であわせたプレイとアンリに通したロングパスには好調時の面影を少し感じられたが、このままではプジョルの復帰で控えに回される可能性は高いと見た(もしかしたらそれが不調の原因?)。
次に中盤。まずシャビ。球離れが好調時にくらべ1テンポ遅くラストパスが通らない。カットされたボールを追いかけて体力を消耗し、もっと遅くなるという悪循環。本人もイライラしていたが、利き足だけでなく左足でもボールを散らせるようにならないと、プレッシャーのきつい相手には難しいのではないか。現時点では少なくとも確実に一人をかわして数的有利をつくれるイニエスタ先発の方がいいんじゃないかと思った。
次にデコ。彼もいまいち本調子ではないように思えた。守備では相変わらずいいところにポジショニングして、時には反則覚悟で攻撃の芽を摘むという玄人仕事を見せていたが、攻撃面ではいまいち。ミドルシュートはもちろん、相手を引きつけてから中、あるいは逆サイドに放るクロスボールに勢いがない。セビリアのDFラインの頭を越えないことも何度かあった。
ビルドアップの起点が不安定で、かつ司令塔も不調。これがバルサのコンビネーションを狂わせていたように見えるが、ゲーム全体を通じて、結局のところ一番の原因は頭(先頭)にあったと思う。
頭、すなわちCF。この日1トップに位置したアンリの動きが、中盤から前のコンビネーションをボロボロにしていた。
彼はバルサのゲーム展開の中で、まだ1タッチでボールをさばけない。バルサがバイタルエリア付近でCFにボールをあてるときは、それまでの緩いパス回しから一気にペースアップしてゴールに襲いかかるタイミングなのに、彼はアーセナル時代に味方の攻め上がりを待つために行ったようなボールキープをしてしまい、ペースを逆に落としてしまう。
そして序盤でそのプレースタイルを看破したセビリアは、アンリおよびアンリへのパスコースに激しくプレッシャーをかけ始め、自分でスペースを作る動き方を知らないアンリは、苦しい体勢でしかボールを受けられずボールを失う回数が増える。ボールを失ったり、あるいはパスをカットされたりするアンリに対してボールを出すタイミングを失った中盤のパサー達は、ボールの出しどころがなくなり、自らドリブルで切り込み消耗、余計パスが出せなくなる。
彼のストライカーとしての能力には疑問はないが、スペースを与えてこその選手であるような気がする。リーガで、いやバルサで彼がその能力を発揮するには、バルサのスタイルに適応する必要がある。
たとえば、バルサのようにフィールドのどのエリアでも三角形をつくり出すポジショニングを標榜するチームは、逆に相手DFも狭い範囲に密集することが多い。つまりスペースがない。そうした場所では1タッチで三角形のどの頂点にボールをはたくか、あるいはいずれかの辺をドリブルで突き破るかを瞬時に判断する必要があるが、アンリにはまだそれができていない。
たとえば、バルサのように正確なロングフィードが飛び交うチームでは、一瞬でサイドが変わる。CFは真ん中でウロウロしているだけではなく、相手の目が左右に動いている間に上下の動きを組み合わせて自分や2列目の選手のマークを外し、サイドからのパスコースをつくることが求められる。が、アンリにはまだそれができていない。
課題は多い。ただ後半、シャビと後退でピボーテに下がったイニエスタに代わって左FWに位置したアンリは、得意なスペースを手に入れて「らしい」プレイをそこここに見せた。先制点のアシストはスピード、コースとも素晴らしいものだったと言えよう。
しかしFWの左サイドは本来ロナウジーニョのもの(今回は休養のため欠場)。もしアンリがプレイスタイルの変更に時間がかかるようであれば、ロニーを中央に置いてアンリを左に張らせた方がいいような気がする。右メッシ、左アンリ。それはそれで対戦相手には恐い組み合わせだろうし。
バルサも変わらず好きだが、今回は実はセビリアを応援していたボク。D.アウベスが途中降板したのは残念だった。最初からケルジャコフがいればとも思うが、ヘスス・ナバスもよく頑張った。次戦に期待したい。なのでちゃんと放映されますように。